2026/07/15

第54回春日部夏まつりレポート

春日部夏まつりとは

春日部夏まつりは、江戸時代の八坂神社の祭礼を由来とする祭りです。八坂神社は市民文化会館のすぐ近くにあります。祭礼は、戦後に一時中断しましたが、1973年に旧春日部市の市制20周年を記念して、市民祭りとして復活しました。それ以降、春日部市の夏の風物詩として、今回で第54回目を迎えました。

7月度春日部集談会を終え、夏まつり本部、警備本部のある、匠大塚春日部本店前広場に行くと、本町の御輿(みこし)が飾られていました。祭り開始が、あと一時間後に迫りました。御輿が、祭りの出番を心待ちしているように見えました。


夏まつりのプログラムです。祭りでは、山車(だし)3台、御輿24基が、かすかべ大通りを練り歩きます。



第54回春日部夏まつりは、定刻通り、夕方5時過ぎに始まりました。春日部駅東口から「ぷらっとかすかべ」方面の様子です。四方八方から、多くの人たちが集まってきました。右前方に見える大型トラックの荷台には、パイプ椅子が並べられ、特別観覧席になっていました。

「ぷらっとかすかべ」前では、地元の和太鼓チーム清心太鼓による、見事な演奏が繰り広げられました。和太鼓の重低音が、我々観客の全身に響き渡り、迫力満点でした。演奏者の華麗な撥(ばち)さばきも見事でした。


「ぷらっとかすかべ」から、コープ春日部東店方面を眺めました。沿道には、多くの出店が軒を連ね、黒山の人だかりでした。

夏まつりのメインストリートである、かすかべ大通りへ行くと、仲町楽友会によるお囃子の演奏が行われていました。素晴らしい演奏と、下町情緒あふれる雰囲気に心惹かれました。


「八丁目新町」山車が近づいてきました。「新町」が「志ん町」と表記するのは、明治時代まで使われていた、変体仮名の名残です。変体仮名は、格式の高さや粋な雰囲気を醸し出していました。ここでも、下町情緒を体感しました。


次に、「内出山車」が近づいてきました。山車の舞台では、お多福を演じる役者が、演舞を披露していました。お多福は、平安時代には、ふくよかな顔立ちの美人の象徴とされていました。嫁ぎ先に多くの福をもたらす女性という言い伝えから、現代では、商売繁盛や家内安全をもたらす存在として親しまれています。



続いて、内山山車の舞台では、「うそぶき(嘯吹・空吹)」の演舞が披露されました。「うそぶき」は今日の「ひょっとこ」の原型です。祭りでは「福を招く神」や「笑いを誘う道化役」として、豊作や商売繁盛を願う踊りを行います。

内山山車の舞台では、うそぶきとお多福が同じ舞台で演舞を行いました。この二人は「夫婦の神様」を意味し、夫婦円満や子孫繁栄を象徴しています。


夏まつりのメインストリートには、山車に代わって、御輿が登場しました。見物客もさらに増え、夏まつりは佳境へと進んでいきました。

春日部は素晴らしいまち

今回の夏まつりを通じて、春日部市は、昔からの下町情緒が確実に引き継がれていることを実感しました。また、江戸時代に日光道中の粕壁宿として繁栄した、史跡、旧跡が数多く残り、歴史を感じます。そして花の名所も多い、自然豊かなまちです。
都心から電車で60分という立地は、東京のベットタウンとしても、未来に向かって成長しているのを感じます。
これからも、春日部集談会を通じて、この場所に何度も足を運んで、このまちの素晴らしさを発見して行きたいと思います。
以上