今回は、春日部集談会に参加する前に、会場の春日部市民文化会館近くにある、郷土資料館を訪れました。ここには、江戸時代に日光道中として栄えた粕壁宿のジオラマがあります。こちらで、たくさんの写真を撮影し、当時の様子と現在の春日部市内を照らし合わせてみました。
春日部駅東口から歩いて到着した春日部大通りです。ここから会場の文化会館方面を撮影しました。
江戸時代は、このような街並みであったそうです。一瞬にしてタイムトリップしました。
ここから、文化会館方面へ歩くと、途中の旧商家 東屋田村本店前に、江戸時代から現存する道しるべがあります。こちらには、「東 江戸」、「西南 いわつき」、「北 日光」と記されています。
| 「東 江戸」 |
| 「西南 いわつき] |
| 「北 日光」 |
| ↑この辺りが現在の市民文化会館 |
11月度春日部集談会は、9日㈰ 13時から開催されました。この日は文化会館大ホールで高校生によるダンス大会が開催されていました。入口付近は、たくさんの若者たちで賑わっていました。
今回も先月と同様に、和室で開催されました。
スケジュールは次の通りでした。
13:00~14:00 自己紹介14:15~14:30 休憩14:30~14:45 リラックスタイム14:45~15:25 学習時間15:25~15:35 休憩15:35~16:25 分科会
自己紹介:
出席者が順番で、自己紹介と一か月間の近況報告を行いました。楽しかったこと、嬉しかったこと、大変だったことと様々でした。今回は、最高におめでたかったことがありましたので、最初にご紹介いたします。それは、我が春日部集談会のベテラン女性会員であるT.Oさんによるものです。
「三か月間集談会をお休みしていました。実はこの間に、結婚をして、引っ越しもしました」
出席者全員から、彼女へ「おめでとう」コールが起こりました。あらためて、「T.Oさん、ご結婚おめでとうございます!! 末永くお幸せに!!」
「今日初めて、発見会の集談会に参加しました。今まで集談会に参加してきて良かったことを聞かせてください」
「来月、資格試験があるので頑張ります」
「最近、悩んでいることはありませんが、12月集談会で学習の時間を担当することが、気に掛かっています」
「最近、神経科学、心理学の範疇である、ポリヴェーガル理論を学んでいます」
「最近、ニンテンドースイッチ2が手に入り、とても楽しいです」
「現在、一週間のリフレッシュ休暇中ですが、休暇前に風邪をひき、実家の家族と予定していた紅葉狩りが中止になったりして、少し残念です」
今回、春日部集談会に初めて参加した方から、出席者に「森田療法を学んで良かったこと、集談会に参加して良かったことを教えてください」という質問がありました。参加者から、次のような回答がありました。
「集談会に参加して、自分の悩みや症状を話したり、みんなと意見交換することが、神経症を和らげる近道になります」
「同じ症状を抱える者同士が、自分の症状を語る機会は普段の生活では無いので、集談会に参加することは、とても貴重な機会です」
「森田療法の本を勉強し、日記を付けた時期がありました。日記に今日の自分が良かったことを書き続けると、気持ちがポジティブになって行きます。日記の良い所は、時間が経ってから、自分が踠(もが)いていた時期を振り返ることが出来るところです。
リラックスタイム:
ベテラン女性会員のM.Iさんが担当しました。参加者全員で、マインドフルネスを行いました。M.Iさんは、週末にフィットネスクラブに通い、健康維持に努めています。その中で、インストラクター指導のもと、クラブのメンバーとマインドフルネスを実践する時間があるそうです。この日は、室内の照明を抑え気味にし、実際に使われるBGMを流して、プロ直伝のエクササイズを、参加者全員で行いました。マインドフルネスが始まると、普段の生活の中で抱えてしまった緊張感やストレスから解放される瞬間がありました。エクササイズが終わる頃、室内は参加者のリラックスした雰囲気に包まれました。
学習時間:
今回は、外部講師として大宮集談会代表幹事のH.Cさんが 担当して下さいました。H.Cさんが作成したレジュメを基に講話が行われました。
学習時間:
今回は、外部講師として大宮集談会代表幹事のH.Cさんが 担当して下さいました。H.Cさんが作成したレジュメを基に講話が行われました。
H.Cさんは、1970年生まれの55歳。現在は、ソフトウェア関連会社で、技術職として活躍されています。生まれは福岡県で、両親と弟の4人家族で育ちました。小学校6年時に、父親が東京への転勤のため、関東へ転校しました。親の子育てが厳格で、他人と比較されることがあり、劣等感を感じることがありました。「お前には優れているものが何もない」という心無い言動を受けたり、学校でいじめに遭遇したこともあったそうです。H.Cさんは、そのような厳しい生い立ちから、当時、親や先生といった大人の言うことは、絶対に従わなければならないと考え方を抱いたそうです。
高校に進学し、吹奏楽部に入部。「自分にも出来るものがあった」と感じました。大学四年生の時に、ある会社の就職試験に落ちて、将来に危機感を感じ、初めてメンタルクリニックを受診し、森田療法と生活の発見会を紹介されました。その後、生活の発見会に入会し、基準型学習会も受講して、森田理論を学びました。そのお陰で、物事を深刻に考えることが少なくなったそうです。
入会当初は、自分の神経症が治れば、発見会は退会しようと考えていたのですが、「自分は発見会に救われたので、救われた人は、救う人になる」という考え方が芽生え、現在も発見会を生涯活動として行っています。「森田理論を学習し始めて間もない方は、継続して学習してもらい、基準型学習会には、是非参加してほしい」というのがH.Cさんの願いです。H.Cさんは、現在、大宮集談会代表幹事だけでなく、北関東支部長としても活躍されています。
とても充実した学習の時間でした。H.Cさんの講話の後、出席者から様々な意見交換が行われました。参加者の感想の一部です。
「H.Cさんの赤裸々で誠実なお話に感銘を受けました。もしH.Cさんらしさを認めてくれる親であったら、H.Cさんはどんな人生を送られていたのだろうと思い描きました。とても有意義な時間でした。ありがとうございました。(M.Iさん/女性)」
「H.Cさんのお話を聞いて、集談会を継続されていることが、ご自身が立ち直るきっかけとなり、現在はそれがプラスに繋がっていると感じました。(なちゃんさん/男性)」
とても充実した学習の時間でした。H.Cさんの講話の後、出席者から様々な意見交換が行われました。参加者の感想の一部です。
「H.Cさんの赤裸々で誠実なお話に感銘を受けました。もしH.Cさんらしさを認めてくれる親であったら、H.Cさんはどんな人生を送られていたのだろうと思い描きました。とても有意義な時間でした。ありがとうございました。(M.Iさん/女性)」
「H.Cさんのお話を聞いて、集談会を継続されていることが、ご自身が立ち直るきっかけとなり、現在はそれがプラスに繋がっていると感じました。(なちゃんさん/男性)」
「わかりやすいレジュメと、H.Cさんの理路整然とした体験談により、とてもためになりました。(トシ/男性)」
「H.Cさんは、現在大宮集談会の代表幹事や北関東支部長を務められ、とても立派であると思いました。(Kashicoさん/女性)」
分科会:
A班、B班、C班、各4名で行いました。
各班、お互いの症状や近況について、ざっくばらんに語り合いました。とても楽しいひとときでした。
今月の集談会について、参加者から次のような感想を頂きました。
「その時々で、色々な悩みがありますが、そのままの等身大の自分で参加できる春日部集談会に助けられています。代表幹事さんを始め、メンバーの皆さんに感謝です。(N.Aさん/男性)」
「リラックスタイムの体操と瞑想で、身体が温まり、ストレスから解放される気分になりました。(Kashikoさん/女性)」
「自己紹介の際に、『皆さんに聞いてみたいこと』を話したら、色々な方からアドバイスを頂きました。とてもホッとしました。(匿名希望さん/男性)」
「色々な症状の方がいて、様々な人の話を聞くことが出来て良かったです。自分が思ったこともお話しすることが出来て、それを皆さんが受け止めてくれて、とても有難かったです。(匿名がかりさん/男性)」
集談会終了後、会場近くのカフェで懇親会が行われました。
末筆ながら、間もなく冬の到来です。体調管理に気を付けて、12月の春日部集談会で、また元気にお会いしましょう。
以上